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Q. 仏教・密教って何? - 曼荼羅などの豆知識 -

真言密教
今から1200年前弘法大師空海によって開かれた真言密教は、神秘体験の宗教だといえます。神秘体験とは、言葉や知識を超え、直接的に心を揺さぶり、魂に響いてくる不思議な感覚。肉眼では見えないし、 耳には聞こえませんが、それは厳然としてあり、魂に波動を感じることです。苦しみからの解脱も、救いも、また自他の願いのために祈る心も、全てこの神秘実在の体験から生まれることでしょう。

真言密教の教えは、人間の宇宙観、人生観の至高であり、生きがいのある人生を生き抜くための要を解き明かしています。だからそれを自分のものとして、 生活の中に活かせば、無上の喜びと心の充実を感じ、生きる勇気が沸いて尽きることが無いでしょう。

密教の教え

われらが一心に如来を観ずれば、一切の衆生を照らす如来の姿が、心水に映る。


加持の力
仏様の真言を至心に唱え、み仏との一体の神秘な心を得れば、自我の意識が消滅し、大いなる宇宙そのものに生を得て、生きとし生けるもの全てに平等の生命を 与える如来の深秘なる慈悲の心の存在と、その加持力を感得するとされます。われらが自らの心の実相を知る時、この世のすべての存在が、共に一つの大きな 生命を生き、宇宙の生命を自らの生命として生きることを悟るのです。

生成流転する宇宙の真理の象徴である如来の働きは、人のみならず、山川草木一切が生命を燃やし、滅して行くその姿に現れます・・・。

牧野に遊ぶ馬や牛、空を飛ぶ小鳥たちの躰・鳴き声と意識の働き一切の中に如来の働きはあるのです。この世の有情・非情なる一切衆生の身・口・意の働きの 中に、永遠の生命として大日尊は存在します。

曼荼羅(マンダラ)
胎蔵マンダラ
胎蔵とは、「母体より出生すること」や、「蓮華が種子から芽を出して成長していくこと」にたとえられます。 胎蔵マンダラは、母親の胎内に宿った命が 成長して行き、やがてこの世界の中で幸せを創る社会人に私たちがなって行くのと同様に、人が生まれ持っている清らかな心が、様々にかたちを変えて、 (仏様と同じように)崇高な智恵を生み出す展開を示す智恵のマンダラと言われます。

金剛界マンダラ
金剛界マンダラの金剛とは、金剛の智恵、つまり「壊れることの無い、仏様の智恵の世界」を表しています。このマンダラは、九つの部分に別れており、 「修業して悟りを開くまでのプロセス」と、「仏が様々な手段をつかって衆生を苦しみから救済する様子」を表しています。

三つのマンダラ
1. 密教では、現象の世界・この世の世界・それらが全て価値を持っていると教えます。欲を離れ、有るがままに世界を見ることができる仏様の目で見た この世の姿が、真理そのものであり、それが第一のマンダラなのです。
2. 次に、宇宙の本質や真理そのものが、ヨーガを通じて僧侶や修業しているものの心に現れてきた世界を第二のマンダラと言います。
3. 第三のマンダラは瞑想して心に現れたものを図に表したものです。

私達が一般に言うマンダラは、この最後の絵に書かれた模様をマンダラと思っているのです。ですから、まずはこの図に書かれたマンダラが生まれる 思想を理解することから始めなければなりません。(mandalaとは 輪円具足して完全にして欠けるところが無いという意味。人間が作為的に作った 智恵ではなく、本来人間の心に備わっている、あるがままの大きな悟りの心。)

マンダラは、言葉で表せない真理の世界の思想を凝縮していて、直接私達の感性や、深層心理に訴えてきます。しかし、その思想を知るためにはマンダラの宇宙観が生まれる過程を知らねばなりません。

不動尊
不動明王とも呼ばれ、霊験あらたかな仏として庶民に親しまれ、昔から多くの信仰をあつめています。 その姿は、右手に剣、左手に縄を持ち、後ろに火焔を背負っています。 これは人々の悩みと災難を断ち、悪事を退治するために、厳しく立ち向かうお姿と働きを示しており、剣は悪を断ち切り、縄は煩悩を縛って覚りを開くことを表し、 火焔は世間の闇を照らして、迷いや災難を焼き尽くすことを表します。修行者を加護し、強い慈悲の心で悪とたたかい、人々の本当の幸せを守ってくださる真言密教の仏様なのです。 厄難消滅や交通安全を祈願するのも、この御誓願とその救済の力を受けるためなのです。

弘法大師 空海
今から約1200年前、唐の国(今の中国)に渡り、真言密教を初めて日本に伝え、根本道場として高野山を開きました。弘法さま、お大師様として親しまれ、 また、書や詩、美術にも多くの業績を残し、日本文化の父とも言われています。 空海は奈良時代末期の宝亀5年(774)四国の讃岐の国に生まれました。 真言宗を開いた空海は、文化、教育、社会事業、医療、土木、建築、工業、自然科学など多くの分野で活躍しました。日常会話や漢詩、習字も含めた漢学に、 唐の学者が驚嘆するほどの才能を発揮したり、生涯を通じて山林に限りなく憧れつづけ、偉大な宗教家であると共に、偉大なマルチ人間でした。

空海の言葉

『人間の真の姿について深く考えたことの無いものが、どうして宇宙の真理を知ることができようか』

『心理はいかなるところにも偏在し、時間と空間を貫いて永遠である。ただ人はそれに気づかないでいる』

『向上を志す人の心のはたらきは、常に他を先にし、自分のことは後にするのである』

『過去、現在、未来にわたってよくよく見るに、周辺にあるものことごとく自分にとって恩の無いものは無い』


総本山金剛峰寺
今から1200年程前、平安時代の初めに弘法大師空海によって開かれた真言密教の根本道場で、聖地奥の院を始め、堂塔伽藍や120余のお寺が建ち並ぶ世界有数の一大仏教聖地。 和歌山県伊都郡高野山にあり、大阪難波から南海特急とケーブルカーを乗り継いで2時間ほどで行くことが出来ます。






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